数年前から経営者に英語を教える事業を展開している関係上、日々、自分としても新たに学ぶことが多いです。
直接的に言語や教育に関する内容以外に、脳科学や社会生理学、物理学など研究分野は多岐に渡っているので面白いです。
今回は、英語を学ぶ目的について。
外国人と楽しく会話できるようになりたいとか、海外旅行先で楽しく過ごしたいからとか、そういう目的ということではありません。
言うならば、目的の持ち方ということです。
最近、いろいろ経験してきて思うのは、大幅に英語の学習のスピードが早くて、楽しそうにやっている人達の特徴には共通している点があるという事でした。
それは、
英語を学ぶ時、自分のため以外の目的があるかどうか。
目的の持ち方に特徴があるのです。
必然的に経営者が英語を話せるようになるということは、事業が海外進出したり、現地で雇用が発生したり、社員が英語を自ら学び始めたりということをもたらすので、結果として自分以外の誰かの役に立ったり、広く世の中にいい影響を与えたりしやすいのです。
このように経営者は結果として英語学習が自分以外の目的のためになるのですが、それを最初から意識してやることで、毎日の学習姿勢が変わります。
もちろん最初は、自分が英語を話せたらカッコいいとか、俗っぽい理由で始めてもいいのですが、途中から、自分以外のため、周りの人のため、日本のため、世の中のためという視点で、今やっている学びの目的を追加するといいのです。
これが一つの学習モチベーションや継続力の強化になります。
ただし女性の場合、学習理由が公のためになることで、ダメになることがありますので、その点は注意が必要です。学びはあくまで自分のためにという欲求を満たし続けた方が女性はうまくいきやすいです。
「自分が英語を話せるようになる事で、これから世界で出会うだろう人達の人生をよい方向に変える可能性がある。」
そう考えると、僕はワクワクします。
日本人の精神や気遣い、配慮、物事の考え方は世界に持って行って正しく伝えれば、多くの付加価値をもたらすと僕は考えています。
それが日本人経営者であればすでにより高い付加価値を国内で持っているので、尚更の事です。
英語を学ぶ目的は、自分のためを超越して、大げさに考えた方がうまくいきます。そう思ってます。