僕が最近なんとなく惹かれてしまう。憧れるものがあります。その一つが螺旋階段。思えば小さい頃、公園に行って螺旋状の滑り台があったりすると、訳もなくワクワクしたものです。
「こうして螺旋状のものに惹かれてしまうのは、人間のDNAが螺旋状であるからだ!」
どうでもいい事を衝動的に考えたりします。
ちなみに人のDNAは右巻きなのだそうです。納豆をかき混ぜるのも右方向だとより旨味が出るとか。伊勢神宮の内宮は右側通行なので、右から入って右から出てくる。このように右巻きには何かありそうです。時計回りという事です。
話は元に戻リマス。
哲学的思考方法の一つに弁証法というのがあります。
ドイツの哲学者ヘーゲル:ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル(Georg Wilhelm Friedrich Hegel)が大成した思考方法です。とっても簡単に言ってしまうと、一見噛み合わない物事や矛盾した事柄は最終的に統合できるとする思考体系、視点の高さですが、この弁証法の主な特徴の一つは螺旋的思考と呼ばれています。田坂広志さんの著書に詳しく書いてあります。こうして人の思考方法にも螺旋的な考えが採用されているのです。
ここに螺旋の妙を感じざるを得ません。
それを室内で体感できるのが、螺旋階段です。
いわば螺旋階段への憧れは人間の根源的なものへの欲求に他なりません。
それを考えると、
螺旋をテーマにした商品開発はどうなのか?
螺旋形のデザインはどう人間に作用するのか?
歴史を螺旋状に紐解くとどうなのか?
と思考を勝手に広げたくなります。
物事を螺旋的なアプローチで捉えると、そこには新たな発見があるかもしれません。人間が求める真理がそこにあるのではないかと思うのです。
こういうどうでもいいことに、最近ロマンを感じます。
では、またです。