今回は前回の記事、「楽しそうだと思ったことをやる。“Let’s do what it looks fun.”」の続きです。
いつも楽しさを感じるには、どうしたらいいか?
何事にも楽しさを感じるコツは何か?
について。
まず、「楽しい」という感情ですが、ステレオタイプ的には、心が踊ってワクワクするというアクティブな感情のイメージがありますが、これにこだわる必要はありません。ジワジワと心の琴線に触れる静かな楽しさもあります。遊園地に行って楽しいと感じるのと、日本庭園を見てジワっと楽しむのと、どれも同じ「楽しい」です。
人それぞれ「楽しい」と感じるコトやポイントは異なるので、周りに気をつかう必要は全くありません。純粋に、自分にとって、具体的に何をしている時が楽しいのか?を感じるのが大切です。
僕の場合、まずはノートに書き出してみることをしました。日々の行動の中で楽しいと感じることをかたっぱしから書いていきました。
以外にこれが最初は難しくて5つぐらいしか書き出せませんでしたが、それから何か楽しいと感じた時にはメモるようにして、徐々に増やしていきました。結局1年以上かかりました。8年前ぐらいの事です。
当時は、すぐに書き出せない自分に対して、「こんなにも日々人生を楽しめていないのか!」とショックでした。それでもよくよく自分を観察してみると、ふとした事にも楽しさを感じている自分を次第に発見できるようになっていきました。
真面目に誠実に生きるというのは大切だと思うのですが、それが誰のためか?を考えると、自分以外の為というのがほとんどなのではないか、と思うのです。
もっとワガママに自分の楽しいコトを追求したらいいじゃん、と思ったのは、2009年ぐらいからでした。
楽しいリストを書き出したら、その項目を実際にやってみる。毎日楽しさを感じてみる。項目は毎日変えてもいいし、続けてもいい。書き出した事をやってみたら意外に楽しくないという項目もあるので、削除したり書き直してもいい。やってみて楽しいコトを日々増やしていくのが大切です。
リストにあることを実際にやってみたけど楽しくなかったというのは結構あります。それは、楽しいと思わされていただけ。本当に自分が楽しいと感じるものではなかったのを知るのも大切です。
なぜそういうことが発生するかというと、情報化社会であまりにも不必要な情報が世の中にたくさん溢れているので、周囲の意見やメディアにそう思わされる機会が多くなっているのです。
なので、楽しいリストを作ることで、自分の楽しさを感じるポイントを知ると同時に、本来の自分の感覚を取り戻すということにもなります。
真面目でなくてはダメとか、頑張らなくてはダメだとか、こんな自由だとダメになるとか、勝手に自分で思い込んで楽しいことを制限していたんだなと、気付いたりします。
その思い込みを少しずつ壊していく。楽しいことをやっていいんだと自分に許可を出す感じで、楽しいと感じることを徐々に増やしていくといいです。
楽しいことをやるというのは、素直になるということにもなるので、自分の魅力に磨きがかかる。というか、こんなにも自分は素晴らしかったんだと後々分かるようになります(笑)。
誰かのためにではなく、自分のために自分の好きなことをやる。その方がどんどん自分らしさが出てきて、人間的な魅力も増します。そういう人の周りには同じように楽しそうにしている人が集まり、素直だから信用も増します。付き合う人達も変わっていきます。
何をすると自分は楽しいと感じるのか。
まずはそれを素直に認める。そしてやってみる。
そうして心のフットワークを軽くしたら、相当楽しい現実が待っています。