映画はコーヒーのような嗜好品の一つだと思っています。
人それぞれに面白いと思う作品や好きな監督がいる。だからついつい人の批評も気になってしまう。こんな作品あったんだ。とか、観たことがなかった映画を発掘できたりするのも面白い。
僕も無類の映画好き。
と言っても広く浅く見ているだけで、時間があれば映画を観るという程度。でも「時間=命」ということもあるので、そう考えるとかなり命をかけて映画を観ているのではないか? だからこそ面白いと思った映画は書き留めておこう。と今回思いました。
何かの番付をするというのは、なかなかあやふやなもので、その時の気分や思考によって変わります。数年後に見返したら「え?」ということになるかもしれません。ご了承ください。
というわけで僕のあやふやな映画ベストランキング前半の10位〜6位は以下の通りです。
第10位:「男はつらいよ」シリーズ
1969年〜1997年の特別作含む全49作品。監督は山田洋次。
出演者は渥美清、倍賞千恵子、前田吟、太宰久雄など。
小学生の頃からなんとなく見始めて、劇場よりもTVで観ることが多かった作品。
最初は寅さんの夢のシーンから始まり、起きるとどこか地方の旅先だったというパターンが楽しくて、小さい頃に家族団欒を盛り上げた素晴らしい作品群。
寅さんと裏の工場のタコ社長との絡みが毎回爆笑で、とても楽しい鑑賞時間を味わいました。特にこの1本というわけではなくシリーズ全体が面白いです。
さくら(倍賞千恵子)と博(前田吟)の一人息子である満男が、作品の中で赤ちゃんから成人になるまでの成長がなんだか感慨深かったりします。第27作から吉岡秀隆になって、より親しみもわきました。
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第9位:「ロッキー」シリーズ 原題 “Rocky”
'Rocky Balboa' - Theme Song (HD)
1976年〜2006年の全6作品。米映画。監督はジョン・G・アヴィルドセン(1,5)、シルヴェスター・スタローン(2,3,4,6)。
出演者はシルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア、バート・ヤング、バージェス・メレディス、ドルフ・ラングレンなど。
あの音楽を聴くとなぜか気合が入って感情が高ぶる。根性や友情を感じられる映画ベスト1位ではないかと思います。スタローンが売れない時代に、この映画の脚本を書いて自ら出演して大スターへのきっかけとした作品。そのことを後で聞いて再び見返したら泣きました。努力は人を裏切りませんね。鑑賞中は拳を握って汗をかくぐらいに没入できます。
さすがに6作品目の「ロッキー・ザ・ファイナル」になると、スタローンも歳を取ったなと感じますが、その後のスピンオフ作品「クリード チャンプを継ぐ男」ではうまく次世代の若者にバトンタッチしたいい流れになっていると思います。
第8位:「ゴッドファーザーPart I〜III」 原題 “ The Godfather”
The Godfather I - Michael at Sicily HD
1972年〜1990年の全3作品。米映画。監督はフランシス・フォード・コッポラ。
出演者はマーロン・ブランド、アル・パチーノ、ダイアン・キートン、ロバート・デ・ニーロ、アンディ・ガルシアなど。
劇場で実際に観たのは3作目でした。劇場から帰る途中の階段シーンでメアリー(ソフィア・コッポラ)が射殺されてマイケル(アル・パチーノ)が絶叫するシーンが壮絶。今でもDVDで見返すたびにすごいシーンだなと思います。
TVでよく再放送もされていて1作目、2作目も度々観ていますが、風景の美しさとギャングの残虐性が対照的な世界観がいつも面白く感じます。音楽の力も素晴らしく、あの有名な旋律を聞くだけでゴッドファーザーの世界に没入できます。
とにかく大作なのでいろいろ書ききれませんが、筋を通すということは命をかけるものなのだと小さい頃にソワソワして、大人になった時はマーロン・ブランドやアル・パチーノのダンディーさを背伸びして真似たりしていました。
コッポラ監督はこの作品で初めて知りました。1988年公開の「タッカー」も学生の頃に観に行って、大人のかっこよさを学んだ記憶があります。

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第7位:「マダガスカル」シリーズ 原題 “Madagascar”
I Like To Move It (Original Video) Madagascar HD
2005年〜2012年の全3作品。米映画。監督はエリック・ダーネル、トム・マクグラスなど。
出演者(声)はベン・スティラー、クリス・ロック、サシャ・バロン・コーエンなど。
ノリのいい音楽と、登場する動物達のコミカルな動きに絶えず爆笑のドリーム・ワークスの作品。ライオンの毛並みの描写などCGの細かさに当時は感動しました。
その後スピンオフの作品にもなったペンギンズのキャラクターが良いテンポで作品を盛り上げていて、キツネザルのリーダーであるキング・ジュリアンのディスコダンスっぷりは思わず身体が音楽に合わせて動いてしまうほど。ジュリアンの付き添いであるモートの愛らしい仕草もツボに入ります。
ダンス音楽好きにはたまらない作品です。
心のノリが足りない時に観ると、調子を上げてくれます。
第6位:「トランスフォーマー」シリーズ 原題 “Transformers”
Transformers: The Last Knight Official Trailer 1 (2017) - Michael Bay Movie
2007年〜2014年の全4作品。最新作の5作目は2017年8月4日に日本公開予定。米映画。監督はマイケル・ベイ。
出演者はシャイア・ラブーフ、ミーガン・フォックス、マーク・ウォールバーグ、ジョン・タトゥーロなど。
初回作は、製作中にドリーム・ワークスのPCがダウンしたほどの大量の画像処理が必要とされたという、とても興奮するロボット映画。男は大人になっても、こういうメカものには目がないんだなと自ら実感すると共に、決して女性とは共通の話題にならないという映画です。
とにかくロボットから車へ、車からロボットへと変身するシーンがたまらなく萌えます。IMAXで必ず観るようにしていますが、いつも「おぉ、」「スゲー」とか勝手に呟いています。鑑賞後の爽快感と疲労感はたまらないものがあります。
2017年8月4日に最新作が上映予定ですが、とっても楽しみ。IMAXがオススメです。一人没頭映画の代表格です。
以上、あやふやな映画ベストランキング前半の10位〜6位でした。
こうしてみると米映画とシリーズものが多かったです。シリアスだったりコメディだったり、結局、心が動く作品は楽しいし感動します。
5位〜1位の映画ランキングはまた時間のある時に!